長い車とのお付き合いの中で、なかなか廃車処理に出くわすことは少ないのではないでしょうか。
そのためいざ廃車にして、引き取ってもらおうと思っても、面倒に感じたり何をすればいいのか分からなかったりという事態に陥ってしまいます。
そこで今回は、廃車処理時における注意事項を5つご紹介致します。
・解体するのに必要な届出
車を廃車にするには、永久的に廃車状態にする永久抹消登録と、一時的に廃車状態にする一時抹消登録あります。
永久抹消登録では二度と公道で走れないので、長期的に車を使用しない場合などに、一時抹消登録がされます。
車を解体した後に必要な届出は、永久抹消登録か解体届になります。解体届は一時抹消登録の申請後、解体する際に必要な届出です。
永久抹消登録後の解体届は不要です。
・税金の還付
解体届または永久抹消登録時に自動車重量税の還付が申請できます。
還付の書類には還付金の振り込み先が記載されているので、間違いがないか見ておきましょう。
悪質な業者だと、抹消登録時に名義変更を行い、還付金を受け取ることがあります。
・廃車手続きが月をまたぐか
自動車重量税、自動車税、自賠責保険料は月割りでの計算となり、それらの申請が月をまたぐと1カ月分損をしてしまいます。
廃車を依頼するお店に、月をまたぐかどうか、またもしそうなら申請する方法で工夫はできないか相談する必要があります。
永久抹消登録や税金還付の手続きを代行してくれる業者も多く、そちらをおすすめしますが、業者側には必ず確認を取りましょう。
・正規の解体業者かどうか
自動車リサイクル法により、廃車に関する解体は、都道府県知事または保健所設置市の登録を受けた引き取り業者のみが行えます。
それ以外の業者に行うと、不法投棄などの問題だけでなく、永久抹消登録または解体届出に必要な引取証明書が発行されなくなります。
そうなると自動車重量税の還付はおろか、毎年自動車税の請求がくることになります。
・ローン返済中の場合の名義
ローンで車を購入した場合、所有者がローン会社やディーラーの名前で登録されるので、廃車前には一括で返済し所有者を自分の名義にしておく必要があります。
しかし、廃車時に車検証を名義変更する必要があるので、二度手間になってしまいます。
この名義変更を抹消登録時に一緒に行う方法があるので、ローン会社や依頼する業者に相談しておきましょう。
以上が廃車処理時における注意点になります。なかなか慣れないことが多く面倒に感じるとは思いますが、まずは依頼する業者に相談してみましょう。
金田商店は廃車買取専門ですので、是非お気軽にご連絡下さい。