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車を廃車処理するというみさなま!
保険の返金制度があるのをご存じでしょうか?
いろいろとお金がかかる処理ですので、返ってくるお金はできるだけ、もらっておきたいものですよね。
今回は、「自動車賠償責任保険」と「任意保険」の返金制度についてご説明します。

自動車賠償責任保険(自賠責保険)の返金

この保険は、交通事故を起こした際に、被害者への補償のために自動車を所有している方が必ず加入している、法律で決められた強制保険です。
この保険を解約したときに返金してもらえる条件は、保険の有効期限が一ヶ月以上であることです。

別の記事でお話した「自動車重量税」も同じく、申請する条件が、車検の有効期限が一ヶ月以上ということでしたので、こちらとセットで覚えてください。
しかし、ここで注意すべきことは、申請先が違うということです。

自動車重量税は税金なので返金申請は国の管轄である陸運局(国土交通省の一機関)ですが、自賠責保険の返金は自分が加入している保険会社に直接申請しなければなりません。

廃車したらすぐに申請すべき

自賠責保険の返金額は、解約を申請した日から計算して返金されます。
廃車した日からの計算ではないということに注意してください。
そのため、廃車手続きを済ませたら、早めに解約すべきです。

解約で必要なもの

解約するためには、基本的に以下の準備が必要です。

・登録識別情報等通知書(一時抹消登録の場合)か登録事項等証明書(永久抹消登録の場合)のコピー
・自動車賠償責任保険証明書の原本(車検証と一緒に保管していることが多いです)
・所有者の認印
・振込先口座

「任意保険」の返金

義務付けられた保険ではないので、契約している方とそうでない方がいます。
自賠責保険以外の保険にも加入しているか確認してください。廃車手続きが完了する日が分かっていれば、事前に保険会社に連絡して同じ日に解約できるため、保険料の払いすぎを防げます。
自賠責保険の返金と同じく、申請が必要で、返金額は保険会社によって異なります。

まとめ

保険会社によって、解約条件や返金額の計算方法、手続きに必要な書類が異なります。
また、直接保険会社の窓口に行かなくても郵送で解約できるところもあります。
自分の加入している保険会社のホームページなどでチェックしてみてください。

廃車しても「自動車重量税」「自賠責保険」「任意保険」の返金に関する通知は送付されないので、「申請しなければならない」と事前に知っておくことが大切です。