「廃車と解体って同じ?」
「ボロボロの車をどうすればいいのか分からない…。廃車?解体?」
こんな悩みを抱えている方、いらっしゃいますよね。
今回は、そんな方に向けて廃車と解体の違いをお話ししたいと思います。
■廃車とは
ただ単に車をスクラップ(車を粉砕すること)しただけでは廃車とはなりません。
廃車するとは車の登録を消すことで、正式な書類手続きが必要です。
普通自動車は陸運局で、軽自動車は軽自動車検査協会でその手続きを行います。
・普通自動車
普通自動車の廃車には永久抹消登録と一時抹消登録の2つの種類があります。
永久抹消登録は既に解体済みの自動車や走行できる状態ではない自動車に対して行います。
一時抹消登録はまだ解体を行っていない車を一時的に使用中止するときに行う手続きです。
中古車として販売されている車はこの手続きが行われています。
・軽自動車
軽自動車の廃車には解体返納と自動車検査証返納届の2つがあります。
解体返納は普通自動車の永久抹消登録と同様の手続きで、自動車検査証返納届は普通自動車の一時抹消登録と同様の手続きです。
■解体とは
解体とは自動車から中古部品としてリサイクル可能な部品を取り出し、その後に自動車を粉砕することです。
自動車にはタイヤ、エンジン、オーディオ機器などリサイクル部品として使用可能な部品が多く含まれており、解体によって取り出された部品は国内外の中古市場で売買されます。
リサイクル可能な部品が取り出された後の自動車は粉砕業者に持ち込まれ、粉砕されます。
また、粉砕された後の自動車も鉄鋼原料としてリサイクルされます。
鉄鋼原料としてリサイクルされる際は細かく砕いた後に金属の種類ごとに分別されて使用されます。
まとめると、正式な手続きを必要とする廃車と違い、解体とは廃車された後に行われるこれらの作業のことを言います。
ただし、解体を行うに自動車リサイクル法にのっとって許可を得た事業者しかできません!誰でも勝手に解体をすることはできないんです!
■廃車するかどうか迷ったらどうすればいい?
車が故障したら廃車という選択肢が出てきますよね。
その際、他の選択肢には車の修理か買取りが挙げられると思います。
そのような場合にはそれぞれの専門業者に見積もりをお願いしてみましょう。
廃車という判断をするのは業者に買取りも修理も難しいと言われた後にしましょう。
また、修理業者や買取り業者に見積もりをお願いする際にはぜひ数社を回ってみてください。
より安く修理してくれる業者や高く買い取ってくれる業者が見つかるかもしれません。
■まとめ
また、廃車かどうかの判断をする際の注意点も挙げさせてもらいましたが、買取り業者に見積もりをしてもらう際には、引取りから解体まですべて自社でできる弊社にぜひお気軽にご連絡ください。ちなみに、通常買取業者と呼ばれているところは廃車手続きはできますが解体処理はできません!!