引き取ってもらう業者が決まり手続きの流れも確認し、いざ査定してもらおうと意気込んだのはいいものの、何か一つ忘れていることに気づくはずです。
それは査定でどこを見るかということです。査定する際に見ているポイントが分かれば、高い値段で買い取ってもらえるかもしれません。
今回その気になる査定ポイントをご紹介致します。
○走行距離(査定額は5万キロが基準)
走行距離は買取り価格にとても影響します。一番自分でチェックしやすいと思うので見ておきましょう。
平均的な走行距離は、年1万キロと言われています。
5万キロを超えると多走行車、10万キロを超えると過走行車と呼ばれます。
廃車にする場合、ほとんどが過走行車ですので、なかなか走行距離で査定を上げるのは難しいでしょう。
また仮に走行距離が短くても、年式が古い車だと思うような査定額にならないケースもあります。
なぜなら、車は機械ですので、ある程度動かしていないと、走行不良を起こしてしまう場合があるからです。
○外装
外装では大きな傷やへこみ、修理した箇所の色違いなどがチェックポイントになります。
目立てば目立つほど査定に影響します。以下のパーツの状態を事前に把握しておきましょう。
・ボディ(傷、凹み、色)
・ガラス
・ナンバープレート
・ドアとウインドウの動作
・ヘッドライト、テールランプ(尾灯)
・サンルーフ、ムーンルーフ(両者とも自動車の屋根に装備される開口部)の動作
簡単に修理できる部分は対処しておくと査定額アップに繋がるかもしれません。
○内装
内装も忘れずに各パーツの状態を把握しましょう。以下がチェックポイントになります。
・喫煙車であれば臭いや汚れ
・シートの状態
・オーディオ、スピーカー
・カーナビ
・ハンドル
・エアバック(事故時の衝撃を和らげる装置)
・スペアタイヤ(車に積んでいる予備のタイヤ)
・トランクスペースの状態
・付属の装備品
○その他
・人気車種かどうか
人気の車種であれば多少古くても市場に多く出回っているので、そのパーツに需要があります。
需要があるということは査定額も上がりやすくなると言えます。
・清掃されているか
ボディや車や内の清掃が行き届いていると良い査定がしてもらえます。
落とせる汚れ、ゴミは拭き取っておきましょう。
以上が査定のポイントになります。良い状態であればある程査定額も上がりますので、可能な範囲で修理・清掃をしておく方が望ましいといえます。