自動車をお持ちの方の中には、知人からいらない車を譲ってもらって使っているという方や、インターネットのオークションなどで個人的に買い取って乗っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
車の所有者と使用者が異なると様々なトラブルに発展しかねませんので、なるべく早く所有者の名前を変える名義変更を行うのが良いのですが、何らかの理由で名義変更が行えずに使い続けているということもあるかもしれません。
そうはいってもいつかは処分するタイミングが来ます。状況によって買取りなどの処分が行えるようになる方法は異なりますので、適切な手続きをすることが大切です。
◎それぞれの場合によって対処が異なる、自動車を買取りしてもらうための対処法
名義変更ができないといっても様々な状況が考えられます。よくある場合を挙げてどのような対処法があるかを見ていきましょう。
●所有者の名義がローン会社になっている場合
ローンで車を購入した場合、ローンを完済するまでの間は所有権が引き渡されない所有者担保という状態になっています。
この状態では車を処分することができませんが、一括返済を行って所有権の解除を行えば、売却などの処分を行うことはできます。
●所有者が亡くなっている場合
ご家族間での名義未変更でよくある原因なのですが、所有者の方がすでに亡くなっていて、そのままにされているという場合もあるかもしれません。
その場合は相続する人を決めて車という財産を誰に渡すのかを明確にすることが重要です。ただし財産とみなされるのは普通車であり、資産と見なされない軽自動車は相続の手続きをする必要はありません。
名義変更の際には通常の手続きで必要な書類に加えて、戸籍謄本・除籍謄本・遺産分割協議書などを用意しておきましょう。
●所有者と音信不通である
所有者と連絡がつかないと印鑑証明書や委任状がなく、売却などの手続きを行うことは困難です。
もし所有者がご家族の方で7年以上家に戻っていないという場合であれば、失踪届を出すことで所有者が亡くなったのと同等の扱いになることもありますが、他の他者になるとそれも行えません。警察や役所などと相談をしながら解決策を探るのが良いでしょう。
◎最後に
今回は、名義変更ができていない自動車を買取りしてもらうための対処法についてご紹介いたしました。
自動車買取りに関してのご依頼やご質問などがございましたらお気軽に弊社までお問い合わせくださいませ。