ネットオークションに出品されているシートベルトは違法？
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先日YouTubeに弊社ではエアバッグは販売出来ないという動画を投稿した所、
「ネットオークションに出品されているシートベルトって違法なやつですか？」というコメントを頂きました
コメントを下さった方ありがとうございます。
我々のような自動車解体業者が厳守している自動車リサイクル法はスクラップ廃車に関する法律になります。
もし、許可を得て営業している私たちのような自動車解体業者がエアバッグ類をネットオークションに出品しているのであれば大問題なのですが、ご指摘を頂いたネットオークションに出品されているプリテンショナーシートベルトは私たちのような許可を得て営業している自動車解体業者ではなく違う業者が取り外しネットオークションに出品している物だと思われます。それってどういう事？って思いますよね
冒頭でも書いていますが自動車リサイクル法はスクラップ廃車に関する法律の為、自動車を修理する整備現場で交換などの理由で取り外された中古エアバックの売買は自動車リサイクル法の適応外となっています。
つまりネットオークションに出品されているプリテンショナーシートベルトは交換などの理由で取り外されたものの可能性が高いです。
そして今まで何万台と事故車を処理してきた私たちが中古のプリテンショナーシートベルトを買おうとしている人にこれだけは言いたい「いくら安くてもやめときなはれ」
出品されているプリテンショナーシートベルトは新品に比べるととても安いですが、事故をした際に命を守る
大切な装置の為、ノークレーム・ノーリターンでなんの保証もない物を取り付けるのは危険です。
安くても中古のプリテンショナーシートベルトはを買うのはやめときなはれ！！
せっかくなので私たちが厳守している自動車リサイクル法について詳しく説明したいと思います
そもそも自動車リサイクル法ってなに？って思う方が大半だと思います
自動車リサイクル法はスクラップ廃車に関する法律になります。
詳しく説明すると
ゴミを減らし、資源を無駄遣いしないリサイクル型社会を作るために、クルマのリサイクルについて
【クルマの所有者】【関連事業者】【自動車メーカー・輸入業者】の役割を定めた法律になります。
自動車リサイクル法では金田商店は【関連事業者】になります。金田商店の役割を説明すると
- 引取業者
廃車を引取り、フロン類回収業者または解体業者に引き渡す自動車をリサイクルルートに乗せる
入り口を担う業者になります。
- フロン類回収業者
エアコンに使われているフロン類を基準に従って適正に回収し、回収業者に引き渡す
- 解体業者
廃車を基準に従って適正に解体し、エアバッグ類を回収し、回収業者に引き渡す
上記が関連事業者としての金田商店の役割となります。
許可を得て営業している解体業者はエアバック類を回収し回収業者（自動車メーカー・輸入業者）に
引き渡す義務があるため、エアバッグ類は中古部品として販売することが出来ないのです(;^ω^)
